promise ~夏の約束~
小学校高学年から中学にかけて反抗期に襲われた俺は、毎日のように親と喧嘩してゆかりの家に入り浸ってた。
「…俺が転校してきたのもそれくらいの時期だよな。」
「あぁ、あの日だよ。」
祐希が転校してきてゆかりと一緒に帰った日。
その前日にも親と喧嘩をしていた俺はそのままゆかりの家に向かった。
「ちゃんと暗くなる前に帰りなよ?」
ゆかりに小言を言われながらゆかりの部屋でくつろぐ俺。
ゆかりの部屋は小さいときから入り浸ってたし、ベッドに寝るのもソファーで横になるのも抵抗はなかった。