promise ~夏の約束~
「それはお前もだろ?」
祐希は私を指差す。
「私は…遅れて行くつもりで…。」
なぜか祐希の顔が見れない。
「俺だって、昼から行くつもりだったよ。翔は屋上でサボってたらしいけど…。」
結局みんなサボり。
「…ふ、ふふふ。」
何だかおかしくなった。
みんな、タイミング良すぎだよ。
クスクスと笑う私を見て祐希は不思議そうな顔をしていたが、少し微笑んでこう言った。
「…良かった。」