promise ~夏の約束~


「―――…今日はありがとう。私はここに泊まるから、君達はこれを。」



そう言っておじいちゃんから受け取ったのは村井家の鍵だった。



一瞬だが目を覚ましたおばあちゃんは私たちの姿を見て少し微笑み、また眠りについた。



お医者さんによるとこのまま安静にしていれば2週間ほどで退院できるそうだ。



「明日の朝に必要なものを持ってきます。」



「おじいちゃんも無理しないでね。」



そう言って私達は村井家に向かった。






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