promise ~夏の約束~


あんなに憎んでいたのに



あんなに嫌いだと思っていたのに



いざ心の中を覗いてみると



"ゆうちゃん"しか居なかった。



助けてと叫んだときも



嬉しいと笑ったときも



悲しいと泣いたときも



寂しいと空を見た上げたときも



どこかでゆうちゃんの姿を探していた。



隣で、一緒に感じたかった。



「…バカだなぁ。」



だから再び会った日の動揺と感動は上手く表せなかった。



表したらまた求めてしまいそうだった。



なのに、結局求めてしまった。



叫んでしまった。










あなたが『好きだ』と。








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