promise ~夏の約束~
「ゆうちゃんの部屋は去年と同じ場所だからね。」
遠くを見つめる俺におばあちゃんが小さく呟いた。
「あ、じゃあ荷物置いてきます。」
俺は立ち上がり二階の部屋を開けた。
隣は雪姫の部屋。
部屋のドアにはいまだに『ゆきの部屋』と書かれたプレートが掛けられていた。
俺はそれをしばらく見つめると自分の部屋に入った。
雪姫?雪姫は今どこにいるんだ?
会いたい…会いたいよ、雪姫。
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