promise ~夏の約束~
『大丈夫だよ、皆いい奴だよ。』
『ゆうちゃんが守ってくれる?』
雪姫は俺の顔を覗き込む。
夕方なのに部屋の中は暗くて雪姫の顔がすごく近く感じる。
『守る。俺が雪姫を守よ。』
自分に言い聞かせるように、雪姫に呟いた。
『じゃぁ、ゆうちゃんはずっと雪姫の側にいてくれる?』
『いるよ、ずっといる。』
俺がそう言うと雪姫は『ふふふっ』と照れたように笑って呟いた。
『約束ね。』