promise ~夏の約束~


―――――…



たぶんもう来ないから言いたいことは全て言おうと思った。



だけどいざとなると出てくる言葉は『さよなら』だけで、

涙も感謝の言葉も出てこなかった。



私はなんて酷い人間なんだろう。



自分で自分を責めた。



だけど出てくるのは悪口ばかりで…。



どうして私を一人にしたの?



どうして私の側にいてくれないの?









…どうして私を産んだの?









「…最低だね。」



私はそう呟くとお墓を去った。










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