promise ~夏の約束~


式が終わると再び私の周りには人が群れる。



「へぇ~、雪姫ちゃんって一人暮らしなんだ!」


「まぁね。」


「淋しくない?」


「うーん、慣れればそうでもないよ。」



…嘘だけど。



「じゃあ、今度遊びに行かせてよ!」


「うん!いつでも。」



ゆかりの言った通りこのクラスの皆は温かい。



まるで、小学生の時みたい。



ゆうちゃんがいた…あの時みたい。



「…じゃあ、俺もお邪魔しようかな。」



笑顔で話に入ってきたのは、茶髪で笑うとえくぼが出来る可愛い系の男子だった。






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