promise ~夏の約束~


「…そ?じゃぁ放課後4組で。」



翔はそう言うと俺の肩をポンッと叩いて自分の教室へ帰ってしまった。



…今日の放課後。



"雪姫"に会えるかもしれない。



想像しただけで胸が高鳴った。



考えるだけで手が震えた。


雪姫じゃないかもしれないのに、俺の頭は"雪姫"としか認識しようとしなかった。



だけど、どうすればいい?


謝ればいいのか?


そもそも"約束"なんて忘れてるかもしれない。







…なぁ雪姫?



お前は俺に会いたいか…?





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