promise ~夏の約束~
俺は小さなため息と共に、再び天井を見つめた。
頭の中は"雪姫"でいっぱいなのに、今は考えたくなかった。
考えたくないのに…
頭が勝手に思い出す。
…会わなければよかった。
俺が1人で罪悪感を背負っていれば、雪姫は泣かずに済んだ。
会わなければ雪姫を泣かずに済んだのに。
「…っくそ!」
俺はベッドをおもいっきり叩きつけた。
もう…限界だ。
俺は静かに目を閉じた。
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