promise ~夏の約束~


祐希は沈黙だったけど私は話を続けた。



「…たぶん、その時から翔と私は祐希のことが好きなんだよ。」



雪姫の話をしてくれた祐希が。


雪姫を追い掛ける祐希が。



たぶん…、ずっと大好きだった。



「…俺もお前らには感謝してる。」



祐希は少し懐かしそうに呟いた。



「私ね、心のどこかで雪姫に嫉妬してた時があったの。」



それはたぶん…、翔も同じ。








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