【短編】幼なじみの恋物語
今日も一緒に帰っていた。俺は、渚をあまり見ないようにしていた。見てしまうと、自分の気持ちが渚にバレるのではないかと思った。




まだ、バレたくない。




「春?ねぇ、春。聞いてる?」
渚が俺の腕を掴んでいた。
「えっ、何?」
俺は何も聞いていなかった。
「最近、変だよ春。何かあったの?」
渚は心配そうに俺の顔をのぞき込む。




近い…




顔から火が出そう…




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