【短編】幼なじみの恋物語
次の日は、渚は先に学校に行った。用事があると言っていた。俺は、一人で学校に向かっていた。
「春くん~」
俺の名前を呼びながら、走ってきたのは夏美だ。
「おはよ」
夏美は言った。
「おはよ」
「元気ないね?恋の悩みですか?」
夏美は笑いながら聞いてきた。
「違います」
俺は歩き出した。
「待ってよ。隠したって無駄だよ」
夏美の言葉に、俺は足を止めた。夏美は笑っている。




まさか…





< 18 / 50 >

この作品をシェア

pagetop