【短編】幼なじみの恋物語
授業が終わり、祐也が俺の席にきた。
「渚でも見てたのか?」
祐也は笑いながら言った。
「うるせー」
俺は言った。
「祐也」
夏美がきた。隣りは渚がいる。
「今日、四人で帰らない?」
夏美が言った。
「おう。いいぜ。いいよな、春」
「あぁ」
そして、四人で帰ることになった。前では、楽しそうに祐也と夏美が話している。
「あの二人、仲いいね」
渚が言った。
「そうだな。祐也、夏美にべた惚れだし」
「夏美もだよ」
渚は笑った。
「うらやましいな」
俺はそんなことを口にしていた。
「うらやましいの?彼女ほしくなった?」
渚が聞いてきた。
「別にそうゆうわけじゃないけど」
俺は言った。
「二人とも、何してんの?早く」
夏美が呼んでいる。俺たちは、急いで二人に追いついた。
「四人で帰るの久しぶりだよね」
夏美が言った。
「そうだね」
渚が言った。
「公園でも行くか」
祐也は突然言い出した。
「なんで公園?」
俺は聞き返した。
「なんとなく」
祐也は答えた。
「なんとなくかよ」
そして、公園に行くことになった。




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