【短編】幼なじみの恋物語

渚とは、クラスが同じ。一緒に教室に入る。
「渚、おはよう。ついでに春くんも」
同じクラスの、早川夏美（ﾊﾔｶﾜﾅﾂﾐ）。
「ついでかよ」
俺は自分の席に着いた。
「よっ」
声をかけてきたのは、友人の田中祐也（ﾀﾅｶﾕｳﾔ）。そして、夏美の彼氏。二人は付き合っている。
「朝から、テンション低いな。おまえ」
祐也に言われた。
「別に。ただ、おまえの彼女についでだって言われたことに傷ついた」
俺は言った。
「それは仕方ない。まぁ、元気だせ」
祐也は俺の肩に手を置き、自分の席に戻っていった。