強気恋愛。
目が合ったら自然に笑顔になれた。

作り笑いじゃない、本物の笑顔って

何ヶ月ぶりかなとか思いながら

ずっと向こうまで走っていく岡森を見てた。


向こうまで走っていっても

スタート地点(ウチの教室の前)まで

戻ってくるから嬉しかった。



岡森とすれ違うときは、

ウチはいつもわざとキレたみたいな顔してた。

なんでか解かんないけど、

そうしないといけない気になってた。


でも岡森と目が合った瞬間の顔が

久しぶりに笑顔で、

笑顔を見せれたことが嬉しかった。


もちろん岡森がウチの事を

好きになってくれたら一番嬉しいけど、

恋愛対象じゃなくてもいいから

「友達」にはなりたかった。


ウチが笑顔でいたら仲良くなれるかなって、

すごく考えた。

そして笑顔でいようって思った。


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