強気恋愛。
「だってウチこう見えても1歩下がってるタイプやねんから泣」


とくに考えずに打った言葉。

でも返ってきた答えは衝撃だった。



「かわいい所あるやん」



岡森がどう思ってコレを送ってきたのかは知らないけど、

ウチはパニックになった。


「なにそれ」

「なんとなく」 


ウチは本当に何それしか言えなかった。


「ぬ~~・・・」

「真剣に眠い」

「寝たらだめ~~≧≦」

「明日 学校」

「うん。・・・それは、ウチもや。

どやって渡したらいいか!マジで!」

「俺らがいつも乗ってる電車分かる?」

「えーっと、行き?」

「うん」

「うーん・わからへん。でもウチが8時20分くらいに着く電車乗ったら会う感じやんな・・・?」

「そう」

「はい」

「じゃあ決定。おやすみ」


一方的にメールは切られたけど、

ウチは幸せに浸っていた。

変化は一瞬で起こるものだって、

ようやく学んだ。
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