月夜の散歩
ぶつかった拍子に飛んだであろう眼鏡を拾いながら…
「……前見て歩けよ」
「…エッ……あっ……すみませんでしたっ!!」
〈あれっ??さっきと雰囲気違う??〉
「赤松……言い方あるだろ〜」
「………チッ」
〈??…舌打ち??〉
「藤緒先生、すみません。悪いヤツじゃないんですよ」
「…あっ…いやいや……悪いのは私なんで!」
いつの間にか拾ってくれていた、教科書や出席簿・チョーク箱を受取ながら…
「コイツ俺の大学のサークルの後輩で 赤松 悠斗 て言うんです。」
紹介された彼に自己紹介してみる
「…藤緒みのりです。」