【短編】ヘタレ君のわがままなカノジョ。
そんなこんなで、時間はあっという間にすぎ。
楽しい昼休みは終わってしまいました。
ヒカリちゃんとお買い物まであと二時間。
楽しみですね。
ついでにヒカリちゃんの好きなチョココロネ、ついでに買ってあげましょうか。
今日は、俺のせいで食べられなかったのですから。
やがて授業を終えるチャイムが鳴り、放課後がやってきました。
ヒカリちゃんは掃除があるため、俺は廊下で待機します。
先ほどヒカリちゃんに、くれぐれもここを動くなと釘を刺されましたしね。
そんなときでした。
「あ、南雲くん!」
「ん?」
突然、隣のクラスの女の子に話しかけられました。
話したことのない、知らない子です。
「何か?」