好きだといって!! ~S王子と天然少女~

彼との出会い

ブーブーブー
「うるさいなー、誰よまったく!」
あー、気持ちよく寝てたっていうのに!
こんな朝早くからメール送ってくるなんて誰よ!
「あー、もう誰?・・って玲於奈じゃん!」
玲於奈とは、昔からの友達!
すごい美人さんで、スタイルもキレイ!!
私はそんな玲於奈とは反対に、普通の子。
「あっ!メールメール!!」
すっかり忘れてた!
「玲於奈が、メールだなんてめずらしい」
そうなのだ。玲於奈は基本メールをしない。
直接離す事が多いから。
だから、メールということはよっぽど急用なのだろう。
メールは『さくら!!今何時だと思ってんの!?』という内容で。
恐る恐る時計を見た。
「えっ?8時30分!?」
てっきり、私は7時ぐらいかと。
って、遅刻だよ!
「ぎゃぁぁあ!!」
私は、準備をして靴を履いて、急いで出た。
「急げー!」
ちなみに、私の通っている学校は、寮から通う学校!
しかも、この学校には毎年イケメンが1人2人はいるらしい。
それを、目当てで入学する子も少なくないらしい。
でも、玲於奈と私は、制服が可愛いという理由だけどね。
今は、寮と校舎をつなぐ廊下を走っている。
この廊下は、結構長い廊下で、疲れる!
そんなことを、思っていたら前のほうに1人男の子が歩っている。
どうやら、こっちに向かってきているみたい。
どうやら、私と同じ学年らしい。
この学校の制服は、スカートとネクタイの色で見分ける。
1年黄色・2年赤・3年青・・という風になっている。
私は、2年だから赤で、向こうを歩っている男の子も赤。
ブーブーブー
また、メールが送られてきたみたい。
スクバから、ケータイを取り出し、確認してみたら、
『あとどのくらい?』
という玲於奈からのメール・・ドン!!
「いったぁ・・・。」
どうやら、向こうから歩ってきていた男の子にぶつかったらしい。
「ごめんね?平気だった?」
男の子にそう言われ、男の子の顔を見てみた。
そしたら、その男の子はすんごいイケメンさん!!
「あっ!全然平気です!」
「でも、血でてる」
「あ・・・」
「これ、かしてあげる。それと俺急いでるからもう行くね?」
そう言うと、ハンカチを私に貸し、歩いて行ってしまった。





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