変人執事とツンツンお嬢様


――ピンポーン



徒歩2秒。

すぐにインターホンを押す。



(…留守か?)


中々出てこない。





……と、そのとき。






「はぁい、どちら様?」


「……え?」




いきなりガチャリと開いたドア。


そこから姿を現したのは





「…っ…きゃあぁぁああぁあ!!!!!!!!」




(っ…!!?)ビクッ



ちょっと変わった女の人だった。




……なんで私はいきなり抱きつかれているんだ?




「っもう!!!あなた可愛いわ!!
なんていうかもう……あの…うん、ものすごく…もう…

とにかく可愛いわ!!!!!」



「………」




この人も、あの「執事」と同類か?




.
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