変人執事とツンツンお嬢様


「は?なんだよ。」

「ふっ、キミたちは本当に幼稚だな。
人の噂を信じていないと強くなれないのか。」


「……え」



「こんなことをして、強くなれるならすればいい。
だが、私に関わるな。」





最後に思い切りガンを飛ばし、彼らを睨みつけてから教室を出た。




(……初日からこれか。)



明日からどうやって学校生活を送ればいいのだ。






「………はぁ」




でも、ムカついたんだから仕方ない。


あのくらい言わなきゃ気が済まない。

というか、あのくらいじゃ足りないくらいだ。





「…帰るか。」



きっと、零慈くんが車をつけてくれているはずだ。





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