変人執事とツンツンお嬢様


…………………しかし、

ただのババ抜きではなく





「次はわたくしの番ですね。
…ぅーん、何にいたしましょう。」

「ゎ、私ばっかり!!!私は北条さんの命令でかなりのダメージを受けたんだっ!!」







……しかし、バツゲームつきのババ抜きなのだ。






一番最初のバツゲームは鞠千代の命令で

“あーん…して”


と、鞠千代にサンドイッチを
あーん…と、することになり。



そして二回目のバツゲームは北条さんの命令で………





クールな北条さんならまともに命令してくれそうだと思っていたが………


北条さんは意地悪でした。

かなり。





〜回想〜




「……弥呼の負け」


「な、なぜだ!!?」




二度目の敗北に、ニコニコと笑う零慈くんを睨む。


まさか…何か仕組んでいるワケではなかろうな!!?





「負けてしまうのは私の所為ではございませんよ、弥呼さま?」


「……な、っ…」




やはりこいつはエスパーか!?


と本気で思う。




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