変人執事とツンツンお嬢様



今日は、あの日の零慈くんの


“1日わたくしに何から何までお世話させてください”

という命令を実行する日だった。






そんな日に、あんな夢を見るなんて……




「…これも、なんだか私らしいな」




いつもの悪態のつけは、こういったところに繋がるのだろうか。






……というか、



一度あの夢を見てしまっては、なかなか寝付けない。


それに目がなんだか冴えてしまったようだ。



ベッド横に置いてある携帯で時間を確認すると


……まだ午前5時だ。

いつもより数時間はやい起床となった。






……仕方ないな。


なにかして時間を潰……………









…………………………す、








…か??


って。









「あれ、おはようございます弥呼さま。今朝はお早いお目覚めですね?」


「なっ………」






振り返れば、なんとも爽やかな笑顔をした 執事 が立っていた。





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