変人執事とツンツンお嬢様
この人は、普通じゃない…
「では、ご質問にお答えします。」
「…ふん。ぉ、お願いする。」
パッと視線を反らすと、優しく手を取られた。
「……ぇ…」
(な、何を……)
彼を見ると、目がばっちり合ってしまい
妖艶に見せつけるように微笑む。
その姿があまりにも美しく、呼吸すら忘れてしまった。
そして目を伏せたかと思えば
「なっ…!!!///」
手の甲にそっと口付けをされた。
男の扱いはわからない。
彼の考えていることは余計にわからない。
.