変人執事とツンツンお嬢様


いきなり何を言うかと思えば…



「はっ、私のどこが…」

「そのような態度、と申しますか…」



……なっ!!!



「君に言われたくない!!!私はいたって普通だ!!」


「ふふ。弥呼さまは可愛いですね…とても。」


「な……っ!!///」





油断した。

完全に、この初対面の「執事」に一瞬だけ心を許してしまった。





がっしり掴まれた腕をそのまま引かれ、前のめりに彼に激突し

そのままギュゥっと抱きしめられた。




「な、何をすっ…きゃっ!!」



耳に息を吹きかけられ、ビクリと反応してしまった。




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