変人執事とツンツンお嬢様


ツンツン にならないようにしたが、やはり上手くいかない。


色々なことが恥ずかしくて恥ずかしくて、視線を反らすと



「やはり弥呼さまはお綺麗です!!

容姿だけでなく、そのお心まで…澄み渡っていらっしゃる!!」


「ぁっ、ちょっと待て!!」




ギュゥ…と強まる腕の力の所為で、彼の胸に頬が押し付けられた。


息が苦しい……




「…わかったから離せ!!」

「わかった…とは、恋仲になっていただけるということでございますか!?」




私の言葉を聞くなり、腕の力を弱め

キラキラした瞳で見つめてきた夜雅御さん。



…もう さん 付けも面倒くさくなるくらいやられているな……




.
< 40 / 173 >

この作品をシェア

pagetop