変人執事とツンツンお嬢様
誘惑 やら オトす やら
「執事」が主人に口走る言葉じゃないだろう!!!!
「あの、夜雅御さん…」
「わかりました、弥呼さま。
わたくし夜雅御 零慈、弥呼さまを手に入れるべく本気でオトしにかかります故……」
この「執事」
やはりかなりの変人だ。
私なんかよりよっぽど。
こんな態度の悪い私に向かって
ツンツンな私に向かって
こんなに綺麗で美しい笑顔を向けて、真っ直ぐな瞳を向けて
「どうぞ、ご覚悟くださいませ……」
そう言って
頬に口付けをするのだから――……
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