変人執事とツンツンお嬢様


ドキっとするのは仕方がない。


私は男性に免疫がないんだ。

それに、夜雅御さんはすごく綺麗な顔をしているから…





「おや、どうなされました?
お顔が真っ赤ですよ。」


「っ!!///君がこんなことをするからだろう!!」


「こんなこと、とは?」


「っ…!!!///ぅ、うるさいっ」



ガバッと起き上がり、手を振り払ってベッドから下りる。


…朝から大声を出しすぎたな。




「…シャワーを浴びてくる。」


「ぁ、ちょっと弥呼さま!!」




部屋を出ようとしたところで呼びとめられ、振り向くと




「…寝るときは、きちんとボタンをしめてくださいね?」


「………なっ!!!」




彼が私の胸元を見て微笑んだ。




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