変人執事とツンツンお嬢様
「…私の瞳が?」
「はい。黒目がちで、とても澄んでおられます。
見つめていると…少し、胸が騒ぎますね。」
「なっ…///」
ニコッとしたまま、照れたように首を傾げる執事は
……とても…
(っ!!!私は何を考えて…!!)
「ふ、ふん。初めて言われたな、そんなことっ。
それより、朝食の準備はまだか?」
「すみません、もうしばらくお待ちください。あと10分もかからないかと…
弥呼さまに好みを伺ったので、明日からはもう少し素早く準備ができると思います。」
私の頬を離し、スッと立ち上がる。
.