変人執事とツンツンお嬢様
久しく食べていないな…
懐かしい。
「フフ、弥呼さま。
そんなに残念そうな顔をしないでください。」
「……え?」
スルリと撫でられた頬。
革の感触がひんやりとしていて、背中がゾクッとする。
「な、なにを…///」
「そんなに魅力的な表情をされては、触れたくなってしまいます故…」
(な、何が起きている!?///)
グッと近くなった彼の顔が、優しく微笑む。
心臓が苦しいくらいに鳴っていて……視線が反らせない…
「…弥呼さま?
お顔が真っ赤でございますよ。」
「っっ!!!////」
二の腕辺りを掴まれて、完全に固定されてしまう。
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