幸せの音が響く
お化け屋敷を出てからも時間を忘れるぐらい遊んだ。 

なんか久々に遊園地とか来たからすっげぇ楽しい。

高校生だってことはお構い無しにメリーゴーランドではしゃぎまくったり。
響と射的をして負けた方が全員分のジュースをおごるための賭けをしたり。

後一歩のところで響に負けてしまい俺が全員のジュースをおごるはめになってしまった。


「クッソ。高ついたぜ」

「広瀬ーついでにクレープ買ってきてよ。さっきからイイ匂いしてたまんないんだよねー」

「何で俺が!!クレープぐらい自分で買ってこいよ」

「疲れて歩けないんですー」

「はぁ?すぐそこだろ?」 

「すぐそこなら行ってきてくれてもいいじゃん!!」

「てか、さっきまで昼飯食い過ぎて苦しいって言ってたじゃねぇかよ!?」

「クレープは別腹なんですー!!」

『クレープかぁ俺も食お♪ほら勇哉行こうぜ』


響も食べると言い出し結局買いにいくはめに・・。


『高村何がいい?』

「あ、私も一緒に行くよ。何あるか分かんないし」

『えっと、ストロベリーにフルーツミックス、チーズ、ダブルチョコとチョコバナナ。あ、期間限定で抹茶もある』

「ここから見えるの!?」

『俺、目イイから♪』

「はーい、私フルーツ。幸は?」

「じゃぁ、抹茶で・・」







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