幸せの音が響く
〜〜〜♪


午後の授業を知らせるチャイムが鳴った。

なんてタイミングだよ。


チャイムと同時に俺の事件は自然と終止符を打った。 



はぁぁ・・・。

何で俺、南の事好きになっちまったんだろ。

てか、なに公衆の面前で告ってんだよ?
まぁ、終わっちまったことはしょうがねぇけどよ。

それに不思議と後悔とかねぇし、さっきアイツらに言ったことも本当だし。

逆にスッキリだな。

スッキリって言うか満足感?



チラ――と横にいる南を見てみると・・・。

ガクッ・・―


ねっ寝てやがる!!

コイツ、ほんの数十分前まで俺に告白されてたっていうのに・・普通寝るか!?

少しは悩ましい顔するとか俺の存在を気にするとかさぁ。何かねぇのかよ?

・・・ま、アイツ昼飯食った後っていつも寝てるし、アイツらしいって言えばアイツらしいし。


ぁ〜ぁ。俺が南を好きになるとはなぁ。
自分でもビックリだぜ。

てか、彼氏の事はマジでショックだけど。

でも、南をどうしたいかとか、どうなりたいとか、そんなことよりも・・・彼氏が知りたい。


どんな奴なのか。

ただ知りたい。






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