幸せの音が響く
「はぁ・・・」



保健室を出て床に座り込んだ。



・・・やっぱりショックだなー。

結構へこむ。きついぜ。


こんなにもガックリくるってことは相当好きだったってことか?

ぁ〜ぁ、何で彼氏持ちを好きになるんだよ俺の馬鹿野郎!!

ちっくしょう・・マジで泣ける。



「はぁぁぁ・・・」



―――何でこんなへこんでる時に南の笑う顔が浮かぶんだよ?

遊園地で見た、楽しそうにする姿が目に焼き付いて・・・。


ダメだ。
シャキッとしろ俺!!

今から教室行くってのに沈んだ雰囲気出してたら空気が重くなる。

それに響だって心配するし、南にも何か感付かれるかもしれない。

失恋したからってくよくよするのは俺らしくねぇ!!

普通でいいんだよ普通で。 


さぁッ頑張れ俺!!!!






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