幸せの音が響く
「遅刻しましたー」
後ろのドアから入り席に着くと響が小声で話かけてきた。
『はよ。今日休むかと思ったぜ』
「休まねぇよ。俺が休んだら響が淋しがるだろ?」
『バーカ』
今は4時間目だからこれが終われば昼休み。
チャイムがなり、俺は昼飯を買いに購買へと足を進めた。
「広瀬ー」
聞き慣れた声を後ろで感じドキッとした。
「南。何だよ?」
「待ってよ私も今日パンなの」
「だから?」
「ついでに買ってき・・やっぱ私も一緒に行く。また違うやつ買ってこられたら最悪だもん」
「ふん」
「ねぇ、いちごオレ買ってきてよ」
「は?何で俺が」
「だってパン4つも買ったら持てないじゃん」
「4つ!?そんなに何食うんだよ!?」
「チョココロネ、フルーツサンド、ミルク蒸しパン、ウインナー」
「お前どんだけ大食いなんだよ」
「うるさいな。ほら、ついでにアンタの分も買ってきてやるから私のいちごオレ買ってきてよ!!」
「あーもう分かったよッ」
「勇哉先輩!?」
「あ?」
「おー明(あきら)じゃん」
「誰?」
「ぁあ、俺の後輩」
「宮本です」
「何か私あんたのこと見たことある」
「そりゃ同じ学校なんだから目にしたことぐらいあんだろ」
「じゃなくて・・」
「多分、前にあゆみと一緒にいた時に・・」
「ああ!!そうそう、あゆみの彼氏だ!!」
「明の彼女と知り合いなの?」
「中学一緒だから」
「へぇ」
「てか、ちょっと勇哉先輩!!」
明が俺の腕をひっぱりこそっと耳打ちした。
「涼子先輩と付き合ってんスか!?」
「はぁ!?何で?」
「だって大勢の前で涼子先輩に告ったって・・」
「何でお前まで知ってんだよ!?」
「え、めっちゃ広まってますよ!?で、どうなんスか!?」
「付き合ってねぇよ。俺とあいつはただの友達だ。それに―」
「それに私、彼氏いるし」
「わぁッ、涼子先輩!!」
俺らの後ろからぬうっと声がかかった。
後ろのドアから入り席に着くと響が小声で話かけてきた。
『はよ。今日休むかと思ったぜ』
「休まねぇよ。俺が休んだら響が淋しがるだろ?」
『バーカ』
今は4時間目だからこれが終われば昼休み。
チャイムがなり、俺は昼飯を買いに購買へと足を進めた。
「広瀬ー」
聞き慣れた声を後ろで感じドキッとした。
「南。何だよ?」
「待ってよ私も今日パンなの」
「だから?」
「ついでに買ってき・・やっぱ私も一緒に行く。また違うやつ買ってこられたら最悪だもん」
「ふん」
「ねぇ、いちごオレ買ってきてよ」
「は?何で俺が」
「だってパン4つも買ったら持てないじゃん」
「4つ!?そんなに何食うんだよ!?」
「チョココロネ、フルーツサンド、ミルク蒸しパン、ウインナー」
「お前どんだけ大食いなんだよ」
「うるさいな。ほら、ついでにアンタの分も買ってきてやるから私のいちごオレ買ってきてよ!!」
「あーもう分かったよッ」
「勇哉先輩!?」
「あ?」
「おー明(あきら)じゃん」
「誰?」
「ぁあ、俺の後輩」
「宮本です」
「何か私あんたのこと見たことある」
「そりゃ同じ学校なんだから目にしたことぐらいあんだろ」
「じゃなくて・・」
「多分、前にあゆみと一緒にいた時に・・」
「ああ!!そうそう、あゆみの彼氏だ!!」
「明の彼女と知り合いなの?」
「中学一緒だから」
「へぇ」
「てか、ちょっと勇哉先輩!!」
明が俺の腕をひっぱりこそっと耳打ちした。
「涼子先輩と付き合ってんスか!?」
「はぁ!?何で?」
「だって大勢の前で涼子先輩に告ったって・・」
「何でお前まで知ってんだよ!?」
「え、めっちゃ広まってますよ!?で、どうなんスか!?」
「付き合ってねぇよ。俺とあいつはただの友達だ。それに―」
「それに私、彼氏いるし」
「わぁッ、涼子先輩!!」
俺らの後ろからぬうっと声がかかった。