幸せの音が響く

決断

勇哉の恋を見届けた俺は心に決めたことがある。


勇哉は、実らない恋と知っていながらも自分の想いを口にした。

まぁ、当たって砕けろじゃねぇけど「ショックだけど後悔はしてねぇ」って言ってた。

その言葉を聞いて、俺もそろそろケジメを付けなきゃいけねぇと思った。

いつまでもダラダラしてたって何にもなんねぇ!!

告白を先延ばしにすればするほど緊張と不安が深まるだけ!!

って言ってもなぁ・・・やっぱ緊張するんだよ。

そりゃぁ前に比べたら、少しは高村と近付けたかな?って思ったりするよ。


遊園地の時だって手つないで、お姫様抱っことかもしちゃったし!!
可愛かったなぁ〜あの時の高村。
恥ずかしがっちゃってさ♪もうマジで最っ高!!

いや・・結構恥ずかしがってたから逆かも!?
降ろしてと言う高村を俺の勝手な欲で手放さなかったから、最低!!とか思われてたりしたりして!?


ぁ゙〜ぁ゙ッ!!!!大胆な行動は避けるべきだった!?

何やってくれてんだよ俺。 

ってまぁ、過ぎし日のことを今更言ったってしょうがねぇし、これからは気を付けますか。




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