幸せの音が響く
いつもいつも水曜日の放課後が待ちどおしい。



でも、今日はみっちー(担任の道重・みちしげ先生)から呼ばれてる。


貴重な高村との時間だってのに!!


俺は、早急にことを済ませ図書室に向かった。



ドアを開けると、やっぱり今日も人が少ない。


もともと図書室に出入りする人は少なめで、時には当番の俺ら以外誰もいないことだってある。



それより・・・高村がいない。

ドコ行ったんだ?



俺は、図書室内を探した。



いた!!と思ったら・・・高村が脚立に上って何やら棚から本をおろしてる。


何やってんだ?



・・・・・って言うか!!

スカート!!

見えるっつーの!!!!

スカートでそんなん上るなよ!? 危ねぇだろッ!?

周りに俺しかいないからいいけど、他に男子がいたらどうすんだよッ!?

見られるかもしれねぇっていう危機感ねぇのかよ?



たくっ・・・・高村ってどこか無防備っていうか・・なんていうか・・。





てか、このままじゃ俺がヤベェ!!



みっ・・見たいけど・・・駄目だッ!!!!

そんなことして高村に軽蔑されたりしたら・・!!



俺は清く生きるッ!!!!




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