幸せの音が響く
ここは冷静に――― 



『高村なにやってんの?』


俺は普通に聞いた。


「あ、ここの本を隣部屋に移すから―って。」


そうじゃねぇよ!!
俺が言いたいのは・・・―って・・あ〜ッもう!!


『じゃなくて!!そういうのは俺がするから。
重たい本とかあんだから、バランス崩れたら危ないだろ。高村は部屋に運ぶのやってよ』



よ、よし・・!!

これでOK!!






でも、高村って真面目だよなぁ。

真面目っていうか、人がいい?





あ、ほらまた・・。

綾瀬さんの仕事手伝った。






でも何か、見てていいな・・・。

高村っぽくて・・。



そういう高村の優しさにひかれて、俺まで一緒にやってしまう・・。





なんか・・・高村と一緒にいると俺が変わってく気がする。



勿論、それはいい意味で・・―




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