幸せの音が響く

いつもの朝

「やっぱり今日も誰もいない・・・」



教室のドアを開けると、静かな空気が一斉に私を包み込む・・・――




私はいつも教室に1番のりで入ってくる。

早く学校に着いてしまうのは家の事情だから仕方ない。



涼子が来るまで数十分あるけど暇だとは思わない。

だって、私はこの誰もいない静かな朝の教室が好きだから。


ちょっとカッコよく言えば、朝の時間を優雅に堪能してるって感じ?


って言っても、本を読んでるだけなんだけど・・・。



これが、私のいつもの朝――




涼子を待ってる間は小説を読んでるんだけど、今日は何となく写真集で。

普通の小説も好きだけど、風景の写真とかも好きだから大体持ち歩いてる。


海とか空とか。 青い風景が1番すき。



すごくキレイで・・・・こういう時に見てると、たまに眠たくなってしまう・・・――




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