幸せの音が響く

初めての朝

『はぁ・・・』


今日、ここに来て何回目だろう？１回何かを考えるたびにため息が出る。


だって、あんなことが・・・って別に大したことじゃないけど、俺一人で盛り上がってるだけで。

何つうかなぁ・・。



まぁ、事の始まりは俺が学校に着いた時から始まってたんだよな。









――――『んーっ!!』



俺は背伸びをしながら教室までの廊下を歩いていた。


周りを見渡しても誰もいない。


初めてこんな早い時間に学校来たよ。

でも、まぁ・・静かでいいかもなぁ・・。




『へへへ・・１番のり〜ぃッ!!』


俺は、教室のドアをガラッと勢いよく開け、１人大きな声で入っていった。



『・・って・・たっ・・』


高村ッ!?!?



な、なんで高村がいんの!?