幸せの音が響く

俺の作戦

よし。今日もはりきって行くぞ。



あの日と同様、静かな廊下

あの日は、たまたま早く来た学校に高村がいて、ちょっとした出来事があった。

まぁ、ちょっとした出来事は思い出すと心臓に悪いから今はそっと閉まっておいて。


あの時、一人屋上で考えていた俺は明日も早く学校に来ようと考えた。

なぜ早く来ようと思ったか。

こっからが俺の作戦。


あの時の会話で、高村が毎日朝早く学校に来ていると分かった。


こんなん聞いちまったら、もうおしまいだ。

高村が毎日あの時間にいるんなら俺も早く来ればいい。
そしたら、高村と誰にも邪魔されず2人っきりでいられる。


こんなチャンス逃してたまるかよ。



って考えたわけ。

ま、こんなの作戦でも何でもねぇんだけど。



で、それからと言うものの俺は毎朝毎朝頑張って早く学校に来てるわけさ。



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