幸せの音が響く
でも、こういう風景を前にすると夢を思ってしまう。 


私のあの夢を―――




ううん、そんなことより大分人が登校してきたみたい。

下に目線をやると、ちょろちょろと校舎に入っていく姿がうかがえる。

もうそろそろ戻った方がいいのかな?と思った時に鷹野君から声がかかった。


屋上を出て階段を降りていると鷹野君が


『このことは秘密な?
俺達2人だけの秘密♪』


そう、おどけて私に言った。





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