光の魔法を君に
「空、そろそろ止めて。いい加減飽きたわ。」
蘭があくびをしながら空に言う。
空はしょうがないねって感じであたしに近寄って・・・・
「はい。夢羽そろそろやめてあげて?」
ふわりと微笑んだ。
「・・・・空。」
キレてるあたしは機嫌が悪いため空でさえ今は鬱陶しい。
「・・・・いい加減許してあげて?
そもそも敵同士だったんだから・・・・」
2人が空の言葉に反応してパッと顔をあげて・・・
キラキラと救世主だ・・・・!!
とばかりの瞳で見てる。
「敵同士でも・・・これからは協力していかないとダメでしょうが・・・・
初っ端からけんかしてたらきりがない。」
「大目に見てあげて?」
「それはできっ・・・・ひゃぁ!」
体が半回転して空の腕におさまる・・・いや、乗せられたかな・・・・
「少し頭を冷やそうか。
みんな寝てていいよ。」
そう言って空はあたしを連れて外へ出た。