光の魔法を君に
「・・・ん・・・」
目を開けるとあたしは空の腕の中にいた。
「・・!!!」
びっくりして思いっきり空の身体から離れた・・・
「夢羽!!」
その反動で腹部は痛み出し・・・
あたしはうずくまった。
「・・った・・・」
ふと顔をあげると・・・
鈴がこちらを睨んでいた。
「・・・許さない。許さない・・・
お前を許さない!!殺してやるっ!!」
叫んであたしに飛びかかってきた。
よく見れば鈴の身体のいたる所にやけどの跡があって・・・
痛々しい。