光の魔法を君に



母は大きな扉を開けると一礼して



「王妃様、おはようございます。お加減はいかがですか?」


ニコリと微笑んで話しかけた。




「おはよう。ありがとう、とってもいいわ。」


ひょこっと扉から頭を出したあたしの前にはこの世の人とは思えないくらい綺麗な人がいた。




思わず、言葉を失ったことを覚えてる。







「あら、その子は貴方の子かしら?」


あたしに微笑みかける、王妃様。




「・・・・!!!」


その笑みに思わずほおを赤らめてしまう。



「も・・申し訳ありません!!ほら、挨拶をおし。」


トンッとあたしの背中を押し挨拶をするように促す母、



「!!すずともうします。・・・よろしくおねがいします。おうひさま。」


我に帰り、挨拶をする。



王妃様はそんなあたしにフフッと笑みを零し、




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