光の魔法を君に



「どこっ!?ドコへ消えたのっ!?」

狂ったように辺りを見回し叫ぶ。



そんな母を見ていられなくて視線をそらす。




「ちっ・・・」

悪態をつき・・・




「鈴・・・お母様のしたいことわかるわよね?」


笑顔で言われる、


だが、


目が笑ってない・・・




「・・・わっ・・わからないわ・・・」

首を横に振る、


母は優しい声色に変わった。

そして・・・



「あの王妃を殺してお母様が王妃になるのよ。あの人の寵愛を受けるのよ!」


欲をだし、もうなにも見えてない母。


「鈴ならあの人も気を許すはずだわ。鈴・・・やってくれるかしら?」


いくら幼くても母の言ってることくらいはわかる・・・



つまり、













王妃様を殺せ______
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