光の魔法を君に
それから、あたしの環境は変わった。
母が王妃となり、王からの寵愛を受けていた。
あたしは王女ということになるのだけど、そうはならなかった。
存在を隠され、王直属の暗殺部隊に配属された、
たった5歳で。
母はそんなあたしに気にとめることなく、
王と毎晩毎晩、体を重ねては狂っていった、
あたしを瞳に写さなくなったいや、写せなくなった。
狂い、人に会うことすらままならなくなり・・・
ただ、王という男に抱かれるために生きているだけになった。
そして母に飽きた王はあたしを
玩具のように扱うようになった。