光の魔法を君に
「・・・光の者・・・ご同行、願おう。」
白いフードをかぶった人が数人、
あたしたちの前に立ちはだかる。
顔が見えないため何を考えてるのかわからない。
「・・何のために?」
空があたしを背に庇う。
けれど、空をのけて言う。
「我らが国王がお呼びだ。」
その瞬間、
あたしの目の前に切先が向けられる。
「嫌だと言ったら・・・・?」
ニヤリと笑う。
誰に向けて?
そんなの決まってるでしょ?
「____風!!」
力の限り叫んだ。