光の魔法を君に
「これなら・・・・いいでしょう?」
海を見上げて問いかける。
海はそんなあたしを見て微笑む。
海が微笑むのは‘いいよ’の合図
小さい頃から変わらない。
そう、幼い頃から何一つ変わらない
変わったのは・・・
あたしだけ・・・・
しゃがんで俯いていたら
「・・・・!!夢羽殿!敵襲です!」
バーティさんの焦った声に飛び上がる。
「・・・てき・・・しゅう・・?」
思わず聞き返す・・・
「はいっ!!人間側ですが、・・・・・ざっと100万はいます」
目を閉じ、“読んで”いるバーティさん。
彼の向く先を目を凝らして見てみる。