光の魔法を君に


確かに、小さく見える。



ホントに小さく。




「あたしたちを狙ってきてるの?」


蘭が不安げに言う。




「・・・それは・・・わからない。」


首を横に振り、否定する。




不安が募っていく中、



「・・・あたし・・・が“見て”くるね。」



みんなに、そう言って・・・






“見に”いった。


「瞳」












[魔族との戦いでは心臓を狙えば一発だ。]

[あいつらは万能、だが数では少ない。]

[だが、殺すなよ。魔属の血は妙薬になる。]

[王は何故、あんな従わなさそうな、弱そうな女を手元に置いておきたいんだろう。]

[使うためだろ。そろそろ、だ、気を引き締めろ。]

[光の者を手に入れたら戦争は勝ったも同然だ]

[光の者は・・・災厄しか生み出さない。それだったら戦争に道具と使った方が俺たちは魔属に怯えるコトは無くなりますね。]




_____!!!


最後に聞いた言葉に驚く。






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